消える前に……


だから、

離れたくないって

ずっと叫んでた

心の声を殺して、

綾に言ったんだ……。


俺には綾との

思い出があるから…


だから…


もう大丈夫だって、

自分に

言い聞かせながら…。


綾が泣いてる所を見て、

すごく悔しかった…。



大切な人を、

守れなかった…。



俺、

冷たい態度とったよね。


本当は、

俺の気持ちも

綾と一緒だったんだ…。


別れたくなかった…。



< 499 / 503 >

この作品をシェア

pagetop