消える前に……

家に着くと、

すぐに携帯を開いて、

アドレス帳から朋樹のアドレスを探した。


そして、

朋樹のアドレスを見つけると、

すぐにメールを打った。


『今日、綾に告白しました。
綾と付き合うことになりました。』


そうメールを送ると、

すぐに返事は返ってきた。


『今のメール一輝に見られた。
んで、一輝が先越されたって大騒ぎ！』


俺はそのメールを見て、

自然とにやけてしまった。


『良いだろ～！俺の勝ち！』


そう一輝あてにメールを送った。


すると、

すぐに着信音が鳴った。


今度はメールではなく、

電話だった。



「修！お前ぇ～！！」


「羨ましいだろ？」


「羨ましすぎるし！！
でもまぁ、おめでと！」


「ありがとう！」