secret act Ⅰ
青い石
プレゼントを買いに行った翌週の水曜日、朔と美空の誕生日。
今年も朔達の家に呼ばれて誕生日を祝うけど、今年は少し違った。
藤城君と一ノ瀬先輩も含めて誕生日を祝うことになった。
学校帰りにコンビニでお菓子やジュースを買い、4人には先に朔達の家に行ってもらって私は着替えてから朔達の家に向かった。
ピンポーン♪
────ガチャ
「裕美ちゃんいらっしゃい。今年も来てくれてありがとう!」
ニコッと笑う朔達のお母さんに出迎えられた。
『おばさん。朔も美空も私にとって大事な人だから毎年祝うよ』
本当に朔と美空がいることに感謝してる。
「フフッありがとう。嬉しいわ。さぁ上がって!皆、リビングにいるわよ」
と、微笑んで奥に向かった。
『お邪魔します』