secret act Ⅰ
『見てきてくれたの?』
と、言うと
「テストの結果はついで、これ朔から預かってきた。」
一枚の紙を渡された。
『........』
無言で渡された紙を受けとる。
「放課後あけといてだって。」
美空はボソボソと小さい声で言って自分の教室に戻って行った。
なんで紙?いつもメールなのに...
渡された紙を開くと、朔の字で名前のみ書かれていた。
放課後って言ってるし、この学校の生徒の名前かな...
朔の知り合い?
紙をビリビリに破いてゴミ箱に捨てた。