secret act Ⅰ



《藤城君 side》


ガラガラ----

「お帰りなさい。」


「ただいま~。右京、兄貴いる?」


「はい。いつもの部屋にいらっしゃいますよ。」


「わかった。」


長い廊下を歩き、襖の前に立つ。


「兄貴今、いい?」


「優輝か?いいぞ。」


襖を開け、そこに凭れる。
兄貴は、パソコンで何かしながら話しかけてきた。


< 111 / 476 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop