secret act Ⅰ



『........あの、......ありがとうございました。』

一応、助けてもらったのでペコっとお辞儀し、お礼を言う。


黒髪の後ろから藤城翔貴が近づいてきた。


「大丈夫か?」


『.......はい......あの..ありがとうございました』


俯いたまま、またお礼を言う。
顔が見れない......


「俺が行きたかったんだが、顔を多分知られてるだろうからなっ.............誰か知らねぇが、変に勘ぐられたくなかったろ?」


『......はぁ、まぁ.....』


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