secret act Ⅰ



『.....あの...父が心配するので..... 本当にありがとうございました。』


ペコッとお辞儀をして、会場へ戻ろうと駆け出す。


「明日、迎えにいくから待っとけよ。」


脅すような声ではなく、優しい声のその言葉にピタッと足が止まってしまった。


えっ?どこに?


...ってか.......誰を?


...............なんで?


すぐに止まった足を動かし、その言葉を無視し会場に戻った。


< 137 / 476 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop