secret act Ⅰ
どうしよう....
何て言うべき....?
惚れてるって言われただけで、特に返事を求められてる訳じゃないし.....
「.......今は....知っておいてくれたらいい..」
その声に考えるのを止めた。
「あの時の記憶がほぼないお前にとっては初対面のようなもんだ。」
切なそうな顔を見て覚えてないことを申し訳なくなる。
あのピアスと言葉は私を支えてくれたのに....
「だが、もぅ手放すつもりもない。」
と、ニヤッと笑った。