secret act Ⅰ



「裕美...どうなってんの?何があったの?」

美空が私の肩を揺らしながら聞いてくる。


「人の告白、夢にすんじゃねぇよ。とりあえず目立ってきてるから車に乗れよ。」


藤城翔貴のサラッと言った爆弾発言に

「「「告白!?!?」」」

と、朔と美空と藤城君の声が揃った。



あぁ、藤城君帰りはいなかったから知らないんだ....




周りからは

”ねぇ、あれってさぁ~藤城組の若頭?”
”藤城って..兄弟かなぁ”
”かっけぇ~"
"今、告白とか言ってなかった?"

と、言ったことが聞こえ人が集まりはじめていた。


ヤバイな.....


『.......朔と美空も一緒にいいですか?』

藤城翔貴を無表情のまま見る。


「あぁ。いいぞ。」


さっさとこの場から立ち去りたかった私は朔と美空を見て小さく頷くと、後部座席に乗った。


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