secret act Ⅰ



「だから、好きって感情もわからない...分かりたくないと思ってるんだと思います。」

寂しげに美空が呟く。


「大切なものを作らないために、執着すること、独占したいと思うこと、欲することをしてはいけないと無意識に...」

朔が翔貴の目を見ながら言う。


「.....」


「あなたも優輝も仕事柄普通の人より命の危険が高いですよね....裕美が壊れる姿はもぅ見たくない」

美空が泣きそうな顔で翔貴に言う。


壊れる....
それだけの何かがあったということだ..


「それでも--「俺は、あいつしか見えてねぇし、やっと見つけたんだ、いないところに行こうとも思わねぇ。だから、あいつ残して死ぬような事はしねぇ。どれだけあいつに惚れてると思ってる」


翔貴は2人見て微笑んだ。


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