secret act Ⅰ



「....幸せになって欲しいんです。」
「だから、あいつを守ってやってください。」

2人は泣きそうな顔で言う。


「.....優輝はいいのか?」


「別にあなたを応援しているわけじゃないです。裕美が優輝を好きになればそれでも....。
優輝はいいやつです。裕美の事すげぇ大事にしてくれてるのも見ててわかるけど....この5年裕美を支えてくれたのは今まで誰かわからなかったけど、あなたの言葉とピアスですから。」

2人はまっすぐ翔貴を見て言った。


「...そうか。何があったのかは聞かないし、調べたりもしない。いつか本人の口から聞けるまで待つよ」

その言葉に2人はホッとした。


「あまり遅いと怪しまれるからそろそろ飯に行こう」
と、翔貴は立ち上がた。


それに続いて2人も部屋を後にした。


< 189 / 476 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop