secret act Ⅰ
「....幸せになって欲しいんです。」
「だから、あいつを守ってやってください。」
2人は泣きそうな顔で言う。
「.....優輝はいいのか?」
「別にあなたを応援しているわけじゃないです。裕美が優輝を好きになればそれでも....。
優輝はいいやつです。裕美の事すげぇ大事にしてくれてるのも見ててわかるけど....この5年裕美を支えてくれたのは今まで誰かわからなかったけど、あなたの言葉とピアスですから。」
2人はまっすぐ翔貴を見て言った。
「...そうか。何があったのかは聞かないし、調べたりもしない。いつか本人の口から聞けるまで待つよ」
その言葉に2人はホッとした。
「あまり遅いと怪しまれるからそろそろ飯に行こう」
と、翔貴は立ち上がた。
それに続いて2人も部屋を後にした。