secret act Ⅰ



『じゃぁ見ての通りなんじゃない?』

これで話は終わりとばかりに女達から視線をそらしカバンから本を取り出した。


「「「..............」」」

そんな私を見て女達は少しの間無言で立ち尽くした後、その場を離れた。


めんどくさいことになった。
きっとこうやって来るのは、この人達だけではないだろう。
その証拠に回りを見なくてもわかるぐらい視線を感じる。


『...はぁ~...』

今まで目立たず地味に過ごしてきたのがパーだ。


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