secret act Ⅰ



「....ある程度教えてくれないと、いざというとき対応できない。さっきの左京の時もそうだろ。美空ちゃんがいたからよかったが.....」

と、翔貴さんに言われ話すことにした。


「...もぅ3年前ですが裕美の家で2人になって、それまでも2人だったことあったし何もなかったのにその日は違ったんです。

一緒に座ってたソファーから立ち上がって裕美を正面から見下ろした途端、異常なほど震え出したんです。」


誰かの息を呑む音がした。


「突然そうなった裕美に驚いて腕を掴んだら"イヤッ"って言って振り払われて意識を失ったんです。そして、意識を戻したときにはそれ忘れてて....」


「.........だからさっき裕美は美空ちゃんを見てポカンとしていたのか」

と、翔貴さんが言った。


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