secret act Ⅰ
「それって自覚してないトラウマがあるってこと....」
優輝が聞きづらそうに言う。
それに小さく頷き
「それからも同じような状況はあったけど震え出すことはなかった。それで俺の推測ですけど、一つ目は部屋....密室で2人きり、二つ目は正面で高い位置から見下ろされる、三つ目は腕を掴まれるの3つが揃ったとき....」
「「「............」」」
「部屋で2人きりなだけだったり、部屋じゃなかったり、部屋でも3人以上いれば正面に立っても、腕を掴んでも大丈夫です。あと、裕美よりも背が低ければすべて問題ないです。」
今までの事を思いだし話す。