secret act Ⅰ
裕美が帰った後、残された二人。
「和君。よかったね。裕美がやってくれるなら安心だよ。」
本当に安心したように朔は笑った。
「あの子の事はよくわからないけど、お前がそう言うなら安心だな!!」
2人で笑いあった。
「あいつの凄さはきっとすぐわかるよ。」
「.......でも、俺に話したこと怒ってなかったか?」
眉を下げて申し訳なさそうにしていた。
「あ~最初怒ってた.....。
だから説得するのもっと時間かかると思ってたけど、意外に早かったなぁ~。 」
朔は、苦笑いしている。
「気になることだらけだけど...
聞かない方がいいんだろ......??」
「........そうしてくれると、ありがたいっす。」
「...........いいよ。聞かないよ。」
と、笑うと朔はホッとしていた。
「じゃぁ帰るかっ!!親父に聞いてメールしないといけないしなっ。」
と、二人は歩きだし学校を出た。