secret act Ⅰ
『...............漏れたものはもうどうしようもないです。
今日、左京さんに強化してもらったので今後はそうないでしょう。』
沈黙を破ったのは私。
不安がない訳じゃない。
でも、いくら考えたってこればかりはしょうがない。
誰なのかも、目的もわからないのだから.....
「.....気にならないのか?」
と、翔貴さんは眉を下げ聞いてきた。
『気にはなりますけど気にしてもしょうがないじゃないですか。誰かわからないんですから.....』
苦笑いで答える。