secret act Ⅰ
「強引で上から目線でこっちの都合はお構い無し。
"こんなやつ大嫌いだー"って。
でもね、そのうちそれまでの彼氏にはなかった気持ちが出て、それがなんなのかわからなくて戸惑った。
ほら、嫌いだと思ってたから余計に…」
優菜さんは眉を下げてそう言った後、その時を思い出してるのか切なそうな顔をして話を続けた。
「そんな時に私の前から姿を消したの。
組がらみのせいだったけど…いきなり会えなくなって"会いたい""声が聞きたい""触れたい"
毎日、飛翔の事考えてて…
で、やっと"あー好きだったんだ"って。」
優菜さんは居なくなってから気付いたんだ…
後悔しなかったのかな