secret act Ⅰ
『......あなたはなぜ私を探してたの』
この人は女に関係なく私を探してたはず。
男は壁から離れゆっくりと近づいてきた。
「探してたの知ってたんだ?
あれから杉野自身も娘もガードが固くなってな。それもこれもお前のせいだろ?
だからお前利用しようと思ってたんだけど、あの女と手を組んじまったからよー」
目の前まで来た男に攻撃しようと見上げた。
なのに....自分の体が動かない。
いや、小さく震えている。