secret act Ⅰ



「あれ?さすがに自分が今からなにされるかわかった?」


震えているのに気づいた男はニヤニヤしながら言う。


でも、違う。
震えている原因はそうじゃない。

この男ではないなにかが怖い。

これ以上は思い出さない方がいい....


.....思い出す?なぜそう思ったの?
私は何かを忘れているの?


男は私の両腕をつかみ首筋に顔を埋めキスをし耳元で呟いた。


「大人しくしてたら痛い目をみずにすぐすむよ」と.......














その瞬間、背筋がゾクッとし重い過去の蓋が開いてしまった───


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