secret act Ⅰ



プルルル~

「もしもし。」


「あっ和君。ちょっと待って。」


『もしもし。前川です。
今、お話大丈夫ですか?』


「あぁ。いいよ。」


『2つお願いしたいことがあって、1つは明日の放課後打ち合わせもかねて詳しく話したいので時間あけといてください。』


「わかった。大丈夫だよ。」


『もぅ1つは先輩、相手の連絡先とか知ってますよね?』


「俺は知らないけど、親父は知ってる。」


『じゃぁ、今から連絡とって会う約束をしてください。今度の日曜日。
もし、都合が悪いと言われたら相手の方に決めてもらってかまいません。
ただし、平日は門限が厳しいので無理と言って下さい。場所はどこでもいいです。先輩が相手の方と話して決めてください。
詳しい話は明日。お父様にはまだ詳しい話をしないで下さいね。それじゃぁ。』


朔と美空はポカンとしていたが、そこまで言うと、先輩の返事も聞かず通話を終えスマホを朔に返した。


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