secret act Ⅰ



暫くして電話が繋がった。

「今日の仕事次にまわしてくれ」

「お前、何いきなり言ってんだ」

「裕美がいなくなった」

「.....拉致られたのか」


親父の声が低くなった。


「まだわからねー。だが、遠目だが裕美らしいやつが車に乗せられるのを見たやつがいる」

「.........お前....意外に冷静だな」

「そうでもねーこの電話も早く切りてーし
イライラしてるし焦ってる」


裕美を守れなかった自分にイライラしてるし、早く居場所を見つけたくて焦ってる。


「....仕事放り出してたら許さなかったが....早く探しに行け。組にいるやつも使っていい。無事に連れ帰ってこい。」

「あぁ。わかった」


電話を切るとちょうど優輝と一緒に朔と美空が来た。


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