secret act Ⅰ
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どれぐらいたったのか、目が覚めて広がるのは暗闇。
それと同時に私の頭に浮かぶ記憶。
『.....っ......パ..パ......ママ....』涙がつたう。
---ふと、足音が聞こえた。
静かにゆっくりとこちらに向かってくる。
えっだれ...あの人達?
焦って涙をぬぐい上半身をおこし周りを見る。
.........ここどこ?
コンクリートに囲まれた部屋ではなく、窓のない和室。
特に目立った家具はない。
そして、私は布団に寝かされていたみたいだった。