secret act Ⅰ
『先輩。相手の女の人...相沢楓さん、以前に会ったことないですか?』
う~ん。と言いながら目を閉じて考え始めた。
「....ないと、思う...」
自信なさげに答えた。
『昨日、3人でそれぞれ調べたんです。
会社目的、先輩目的、それ以外。最初は会社かもって思ったんですけど....相沢楓さんが先輩のこと好きと言う可能性が高いです。
だから、どこかで会ってると思うんです。』
直接は会ってないのかな?どこかで見かけてとか...ん~---
「.......ね...........ねぇ.....ねぇ裕美!!」
美空の声も聞こえないぐらい考えてた。
『あっ、ごめん。どした?』
「これからどうするの?」
『朔と美空はもぅ少し調べて。
あっ、美空は相沢楓と接点持てたらもって。で、先輩はこれを土曜日までに覚えてください。』
と言って、5枚の紙を渡した。
「.....何これ?」
『今回の婚約者のプロフィールと過去年表です。プロフィールぐらいはお父様にも覚えてもらってください』
「....すげーな...」
ポツリと先輩は呟いた。
『やるからには完璧にやり通します。
明日は放課後デートしましょう。そのあとお父様にも説明しますのでお家にお邪魔します。
大丈夫ですか?』
「あぁわかったよ。」
『そうだ。お見せしたいものがるので少し待っていてください。』
立ち上がって別室へ移動した。