secret act Ⅰ
しばしの沈黙の後、
「....昨日、俺達が行ったとき確かに6人いた。内、女1人.....ただ、全員倒れていた。」
深刻そうな顔で翔貴さんが言った。
.....えっ.......
その場にいる他の人を見ても同じような顔をしている。
「外にいた奴等は、そんな外傷は見えなかったが、裕美と一緒にいた男は.....顔がわからなくなるほどパンパンに腫れ上がって、手が踏みつけられたようだった。」
それを聞いて脳裏に浮かんだのは.....あの男
それは、他の人も同じようだった。
──気付かないところで、異変はもぅ始まっていた。