secret act Ⅰ
『............』
もはや私そっちのけで盛り上がっている。
さっきまでの重たい空気はどこに行ったんだろう───ってぐらい賑やか。
それを他人事のように眺めていたら
「よし!決まったわよ!!」
と、優菜さんが私を見て言った。
何だろう?
名前とここに住む以外に何か決めることあっただろうか?
そんなことを考えていると
「婚約者に決まったわ!!」
『........』