secret act Ⅰ



「別にいいじゃん!!」

と、言う優輝君に

「あんたがゆみのご飯独占したいのはよくわかった。でも、今日は回しなさい。
今度、別にリクエストして作ってもらいなっ!!」

と、呆れ顔の優菜さん。


そして、それはいいと言わんばかりの顔で私の方を向き「.....ゆみ、今度俺の為に作ってくれる?」と、シュンとした顔で覗きこむからつい
『うっ....うん』と、言ってしまった。


私の返事に満足した優輝君は満面の笑みでご飯を食べ始めた。


ずるくないかい?
そんな捨てられた子犬みたいな顔.....


ふーっと息をついて私もご飯を食べようと前を見たら、あの3人はニヤニヤ.....他の組員はポカンと私達を見てて、恥ずかしくなって顔を隠した。


今....絶対、顔赤い////


「こりゃ、翔貴が知ったら嫉妬するわね。フフッ」

優菜さんはそう言ってご飯を食べ始め、それに続いて他の人も食べ始めた。


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