secret act Ⅰ
「............それだけ聞くとすげー爽やか青年ポイな.......それに一時、忘れてたのに.....」
と、陽太さんが困惑ぎみに言うから、私は『......映像記憶.....』と、呟いた。
「映像記憶?」
そう言ったのは翔貴さんで4人とも私を見た。
『見たものを写真のように記憶するんです。
封印されていただけの記憶は蓋が開いてしまえばその映像は頭に鮮明と映し出されます。』
この事は朔と美空しか知らなかったから、初めて知った4人は驚いていた。
そんな4人を無視して私は
『.....あの....その人とは別に1人、探してもらえませんか?』
と、陽太さんにお願いした。
「...えっ..」
「「「..........」」」
『その人とは直接関係ないけど........もしかしたらその人にたどり着く早道になるかもしれません....』
──陽太さんは探してくれると言ってくれた。
これが吉とでるのか凶とでるのか......今はまだわからない。