secret act Ⅰ
────1時間後
食事も終わり、あの女との話を聞く。
あの日女は不測の事態がおき、物陰に隠れた。
その間にどんどんその場にいる人が倒れていった。
そして、最後まで隠れていたが結局見つかってしまった。
『それで、その人と対峙したわけですね?
で、特徴とかは....』
「それ以上は条件を出された。」
『条件?』
「あぁ、今から抱け。と」
『........っ!!!でっでも、自分のこと好きで、仕返ししてくれると思ってるなら!!そんなこと...』
「あいつは、俺が気がないのわかってるし、大勢の前であぁ言ったのもわざとだ。
それに、あいつはあの時の裕美が本命だと、婚約者はそれを隠すためだと思っている。」
『......えっ......』
「勿論、断ってすぐ戻ろうとしたら、別の条件を出してきた。
1週間、毎日会えばその度に教えると....」
『.....................それで...』
「その条件をのんだ。」
自覚したばかりの気持ちをもて余している私には.....とてもつらい言葉だった。