secret act Ⅰ



そこに私も座って宿題を広げた。


スラスラ問題を解いていく。


問題を解きながら考えているのは、翔貴さんとあの女....


昨日は2時間近く会っていたのに、もったいぶってんのかどうでもいい情報。

『会わなくてもいいじゃん』と、言ってしまいたい。

そんなこと言える立場じゃないから、言えないけど....


私の中にもどかしさがつのる。

もて余している気持ちをどうすればいいのかわからない。


宿題をしながら

『......これみたいに簡単に解ければいいのに』

ポツリ呟いていた。


< 439 / 476 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop