secret act Ⅰ



「.......裕美、それ翔貴さんに言えばよかったのに...」


「ほんとよね。」


2人とも残念そうに言った。


今となっては恥ずかしくて人様に平気で言えるようなことではなかったと思う。


『彼が好きなんです。だから嫉妬してます。』
ってことを周りに公言しているようなもんだもの。


そんなことをした自分が恥ずかしくて俯く。



「で、どうするの?」

「今のとこ、翔貴さんには隠しとくつもりっぽいけど、言わないの?」

2人から矢継ぎ早に質問される。


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