secret act Ⅰ



「......もぅ、頭をあげてください。」

と、和樹が言う。


相沢楓の父親は頭をあげた。


「確かにいきなりの話に正直困りました。気持ちを受け取ることはできませんがそこまで好きになって頂けて嬉しく思います。」

和樹は笑顔で言った。


「......ありがとう。小田切さんも迷惑かけて申し訳なかったね。」


『......いえ。和樹のことは譲れないですけど、楓さん次の恋は正面からぶつかって幸せになって欲しいと思います。』

こうして、幕を閉じた。


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