secret act Ⅰ
Secret actの存在
翌日の朝。
とある屋敷。
和室にその男は座っていた。
「右京(ウキョウ)。何か分かったか?」
「昨日すぐレストラン側に聞きました。料理を運んだものが"オダギリ""アイザワ""カズキ"と言う名前を聞いたそうです。予約の名前は"アイザワ"でした。この3つの名前と状況を考えると"オダギリ"の可能性が高いです。」
「..............そうか。..........左京はどうした?」
「部屋に閉じ籠って"オダギリ"について調べてい..「おはよーございまーす」
敬礼ポーズで左京(サキョウ)が入ってきた。
「「......」」
「あれ?なんか朝から疲れてますねー???」
「「........お前に疲れてんだよ。」」
「酷いっすよ。折角いい情報もってきたのに...」
泣く真似をしながら部屋を出ていこうとした。
「待て。」
低く重たい声が響いた。
その声を聞き、部屋を出ようとした左京はニヤッとしながら振り返った。