secret act Ⅰ
『あれ?朔は?』
さっきまで一緒にいた朔が見当たらない。
「あ~一緒に愚痴言ってたけど、女子に呼ばれてどっか行ったよ。...あれは、告白だね。
女の子、覚悟決めた顔してたもん。」
フムッと、顎に手をあてて言う。
朝から告白....
『ふ~ん。そう。じゃ、先に行こっか。あっ美空、ヒントあげる。今、答え言ったよ。』
サラッとヒントを言った後
「..........えっ!えっ!」と混乱中の美空をほったらかしにし足早に教室に向かった。