secret act Ⅰ



───その日の放課後


図書室に来ていた。
2回目の委員会の集まりだ。


全員揃うまで本を読んで待っていたら
「隣いい?」と、声をかけられ
顔をあげると藤城君がいた。


『.....どうぞ。藤城君、図書委員だったの?』


「そうだよ。」


『1回目の時いた?』


「あ~その日は学校休んでた。1回目の時何やった?」


『簡単な自己紹介と仕事内容の説明だった。もぅ一人の子から聞いてないの?』


「ん?聞いたよ。でも、念のため。」
と、ニコッと笑い「あっそろそろ始まるね。」と言われたのでパタッと本を閉じた。


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