secret act Ⅰ
『.......ううん。.......やるよ。』
と首を左右に振りながら言う。
「そうか......。」
『........本当にわかるとき来るかな......』
「来るよ。大丈夫!」
と、美空に肩を叩かれた。
フッと思いつき2人に聞いてみた。
『2人はいつ気付いたの?』
「私は小学3年の時!!」
「俺は小5だなっ!!」
『えっ!!そんなに早くから?』
「いわゆる初恋ってやつね!!人によるだろうけど大体皆こんぐらいじゃない?」
「そうだなっ!!」
『.................。』
肩を落としてしょんぼりしてると、
朔と美空が慌てて言った。
「ゆ、裕美、人それぞれって言ったでしょ。わからない人だっているの。」
「そうだぞ。だから待ってればいい。」
コクンと首を縦に振れば安心したような顔をした。
Likeは2人に対しての気持ちだとわかったけど
、Loveは......?
その時が来ないとわからない感情....
その時が来て私は気付くことができるのだろうか......
好きってことをわかりたいようなわかりたくないような.....自分でもわからない。
そう思う自分が欠陥品なのだと思う。