secret act Ⅰ
すぐ近くにあったファミレスに入った。
ご飯を食べながら「プレゼントいつ渡す?」とか「サプライズにするか?」とか話してたら誰かのスマホから音楽が聞こえた。
『誰かなってない?』
「あっ、俺だ。ごめんちょっと出ていい?」
藤城君がスマホを出しながら言った。
『「どうぞ。」』
「もしもし。あっ、兄貴?どうした?」
「うん。今飯食ってる。」
「うん。あ~わかった!!じゃ、30分後に駅前で!!」
と、言ってスマホを切った。
「兄貴いたんだな。この後、待ち合わせなら早く出るか。」
と、一ノ瀬先輩は言って残りのご飯を食べる。
「まだ、大丈夫ですよ!来るまで30分ぐらいかかるから」
ニコッと笑って藤城君が言った。