secret act Ⅰ



「ちょうど、よかった。俺もお前らに話があったんだ。」


タバコに火をつけながら言う。


「若。先にいいですか?」
右京が話始める。


「あれから、相沢貴裕と接点を持ち少しずつあの日の話を聞きました。

あの日いた理由は、だいたい以前話した通りでした。

"小田切"の話も聞いてきました。

名前は小田切茜。一ノ瀬和樹のひとつ年上の隣県の大学に通う学生。元々、幼馴染み。
私達も見ましたが、顔の特徴として目尻のほくろを言ってました。

来年6月にMCホテルで結婚式をする予定。3月に結納もそちらでしたと言っていたそうです。

すぐ、ホテル確認しましたがそのような形跡は無かったのでその場かぎりのはったりだったんでしょう。

隣県の大学もすべて調べましたが、そのような女性はいませんでした。」


「................そうか....」

タバコの煙をふぅーと吐き出した。


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