緋龍と偽姫


それから麗は私にベッタリで離れようとはしなかった。



「なぁ、緋那」


「なに?」


「抱きてぇ」


っ…。


いきなり何言ってんのよ。


「夜までのお楽しみな」


そう言って麗は笑った。


< 18 / 53 >

この作品をシェア

pagetop