緋龍と偽姫


「姉貴!麗!居るか」


緋絽の声が倉庫内に響いた。


麗は私を抱き抱えて緋絽の所に向かった。


「…なぁ。麗」



「なんだ」


「倉庫内ぐらい姉貴を歩かせてやれよ…」


「駄目だ。怪我したらどうする?」



「「プッ…。」」



「「アハハハハハハハハッッ!!」」




「さすがの麗も緋那ちゃんには弱いな」


輝と岳はお腹かを抱えて笑い、塁は静閑してるし…緋絽は呆れていた。




「さて、そろそろ…本題に入るよ」




塁の一言で皆は笑うのを辞めた。






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