緋龍と偽姫



「百合!おはよう!」


「百合ちゃんスゴいね!また学年トップだよ!




「百合、俺と付き合ってくれ!」






あー。




ちやほやされるのは…すっごく気持ちい。



私は誰からも愛されるのね。






だけど…。




アンタらなんか、あの人に近づく為の布石よ。







私の目的は…。









         “藍澤 麗”――








ただ1人よ。


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