緋龍と偽姫
「ったく…。わかったよ」
麗は渋々OKを出した。
「名前何にする~?」
輝がおもむろに言うと、緋那ちゃんが言う。
「“紅龍”は?」
「なんで…“紅龍”なんだ?」
麗が緋那ちゃんに聞く。
緋那ちゃんはクスクスと笑いながら言う。
「岳は指輪。
輝は髪。
塁はピアス。
緋絽はブレス。
麗はネックレス。
私は…瞳…。
全てに“紅”が入ってるから…。
“紅”(アカ)を司る龍で…“紅龍”」
「いいじゃん~」
輝が言うと緋那ちゃんは嬉しそうに笑った。
「名前は決まった。
で?次は…総長は?」
輝がニコニコしながら言う。
「んなの、麗だろう」
「だよな!なら副総長は!?」
岳と輝が2人で話している。
「「緋那」」
2人は嬉しそうにハモった。