緋龍と偽姫


「緋那ちゃん…大丈夫?」


塁が声を掛けてくれたけど…耳には入らなかった。



「緋那?」



「姉貴?」



「「緋那ちゃん??」」





もう…嫌だ…。



醜い感情に支配される…。




「少し疲れたから休むね…」



私はそのまま、総長室に入り鍵を掛けてベットの上で泣いた。



私は…弱い…。




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