二人の道
ファーストコンタクト
「ガラッ」
という音をたてて玄関の戸が開いた。
「おーい、学校行くぞー。」
親友の呼ぶ声に反応してのそりと動きだした。俺の名前は中道 圭佑(なかみち けいすけ)今年中学二年生になった。今日はその初日だ。今呼びにきてくれたのは親友の村雨 慎吾(むらさめ しんご)だ。こいつとは、かれこれ十年の付き合いになる一番の親友だ。春の日差しを背にして俺達二人は歩きだした。「今日はクラス発表だな。今年はスケと一緒になれるといいな。」
(ちなみにスケは僕の事です)。
「うーんそうだな。」
まだ頭が起ききっていない俺は小さい声でことばを返した。慎吾はその態度に腹をたてたのか、もう一つ質問してきた。
「かわいい子がおるといいなー。」
「まぁ、二・三人おれば十分目が潤おうからいいんじゃない。」
バカらしい会話に聞こえるけど、思春期真っ只中の俺達には、それなりに大事なことだ。そうこう話しているうちに、学校に着いた。真っ先に玄関のドアに貼ってあるクラス名簿を10秒ほどながめた。玄関に入って下駄箱に靴を入れ教室に向かった。
「いやー、今年は一緒になれたな。ふっふっふっ、今年は楽しくなりそうだぜ。」
「おう。一年間ヨロシク」そう言葉を交わすと廊下を歩ききり俺は、教室のドアを開けた。
という音をたてて玄関の戸が開いた。
「おーい、学校行くぞー。」
親友の呼ぶ声に反応してのそりと動きだした。俺の名前は中道 圭佑(なかみち けいすけ)今年中学二年生になった。今日はその初日だ。今呼びにきてくれたのは親友の村雨 慎吾(むらさめ しんご)だ。こいつとは、かれこれ十年の付き合いになる一番の親友だ。春の日差しを背にして俺達二人は歩きだした。「今日はクラス発表だな。今年はスケと一緒になれるといいな。」
(ちなみにスケは僕の事です)。
「うーんそうだな。」
まだ頭が起ききっていない俺は小さい声でことばを返した。慎吾はその態度に腹をたてたのか、もう一つ質問してきた。
「かわいい子がおるといいなー。」
「まぁ、二・三人おれば十分目が潤おうからいいんじゃない。」
バカらしい会話に聞こえるけど、思春期真っ只中の俺達には、それなりに大事なことだ。そうこう話しているうちに、学校に着いた。真っ先に玄関のドアに貼ってあるクラス名簿を10秒ほどながめた。玄関に入って下駄箱に靴を入れ教室に向かった。
「いやー、今年は一緒になれたな。ふっふっふっ、今年は楽しくなりそうだぜ。」
「おう。一年間ヨロシク」そう言葉を交わすと廊下を歩ききり俺は、教室のドアを開けた。