サボテンとみつばち
家に戻って市田さんと話したことを萌美に話した。
萌美はずっと笑いっとおしだった。そして…
『そういう話でまとまったなら、思いきって市田さん家に行きなよ。追い出すわけじゃないからね!!』と言われて、結局市田さん宅へその日の夜からお邪魔することになっちゃった。
でも、いざ人の家に入るとなると緊張するな…。インターフォン押すのにも、てが震えちゃう。その時、後ろから誰かが私の腕をつかんだ。私は怖くて後ろを向けずにいた。
「この家に何の用?」
その声は市田さんだった。でもテンパっていた私には、声の認識は無理だった。
「あ、あの、私はここに住まわせて貰うことになった、桐村心です。よ、よろしくお願いします!!」
声は裏返るし声は震えるしで大変だった。
でもそんな声にも市田さんはすぐに気がついてくれた。
「何だ~。心かぁ~!!」
「へ?」
私はいきなりの呼び捨てで驚いてしまった。
萌美はずっと笑いっとおしだった。そして…
『そういう話でまとまったなら、思いきって市田さん家に行きなよ。追い出すわけじゃないからね!!』と言われて、結局市田さん宅へその日の夜からお邪魔することになっちゃった。
でも、いざ人の家に入るとなると緊張するな…。インターフォン押すのにも、てが震えちゃう。その時、後ろから誰かが私の腕をつかんだ。私は怖くて後ろを向けずにいた。
「この家に何の用?」
その声は市田さんだった。でもテンパっていた私には、声の認識は無理だった。
「あ、あの、私はここに住まわせて貰うことになった、桐村心です。よ、よろしくお願いします!!」
声は裏返るし声は震えるしで大変だった。
でもそんな声にも市田さんはすぐに気がついてくれた。
「何だ~。心かぁ~!!」
「へ?」
私はいきなりの呼び捨てで驚いてしまった。