氷がとけるように。
「大声出したら腹減ったな。あっちの芝生の所で食べようぜ」


私が持とうとしたお弁当のバッグを工藤が取った。


12時を過ぎあちこちでお弁当を食べてる人達を見かける。


「お弁当屋さんも来てるんだね。
わざわざ作って来なくても良かったじゃん」


「馬鹿だな。弁当は愛情が入った手作り弁当って昔から決まってるだろ」


「愛情入ってないし。それにあれ見てよ」


お弁当屋さんの車を指差す。


1つ1つ手作りです。
愛情はどこにも負けません。
愛情弁当揃ってます。


お弁当屋の宣伝文句。









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