氷がとけるように。
11時。
ドラマが終わる時間。


部屋を出てリビングに行った。


やっぱり。
ソファーで寝てたお母さん。


「ほらっ、もう11時だよ。お風呂入るんでしょ?」


肩を揺らしながら起こす。


「うん?…うん」


明日の御飯の準備をしに台所に行く。
米を研ぎ、炊飯器の予約ボタンを押した。


台所からリビングを見る。
う~んと、背伸びをしてるお母さん。


「私、寝るね。電気消してね」


今からお風呂に入り、朝5時30分には起きるお母さん。
それには感心する。
早起き苦手な私からすると。


「おやすみ」


「うん。おやすみー」


私の1日が終わる。






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