氷がとけるように。
個室まで店員に案内され入った。


「お疲れっ。木村さん、連れて来た」


「おー。木村も来たのか。座れよ」


山下君の元気な声に工藤が答える。
私も工藤に挨拶して椅子に座った。


ずっと山下君に腕を掴まれてた。
流れから山下君の隣に座った。


「木村さん、何飲む?」


「ビールでいいよ」


「工藤もビールだよな」


山下君が仕切り、先にビールを3つ注文して乾杯をした。


居酒屋メニューを開き食べたい物を選んで注文する。


「山下、年末だし仕事忙しいんじゃないか?」


ビールを飲み一息ついた工藤が言った。


「忙しい。忙しいのに残業はするなとかうるさいし疲れるよ」


愚痴っぽく言いながら山下君が工藤に話す。
みんないろいろあるんだな~と隣で聞いていた。












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