氷がとけるように。
「もう、泣き止んだな」


腕を外し前に来た。


「なんで眼鏡外すのよ」


なぜか眼鏡を取り私を見つめる工藤。


「決まってるだろ」


唇が軽く触れるキスをする。


右の手を私の後頭部にまわし顔が近付いてきた。


「七海とキスするため」


工藤の唇が触れ私の唇を捕まえる。
がっちり捕まれた手で逃げ道を無くす。


唇が角度を変えて私を離さない。
逃げれない唇をそのまま預けた。









< 149 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop