氷がとけるように。
「昼からどこか出掛けるか?」


「うーん、とくに買い物ないし家に居ようかな」


朝から雨が降っていた。


「DVDでも見るか?エロい奴」


ニヤッと笑う工藤に


「…」


黙って無視する。


「なんか突っ込めよ。無視が1番辛い」


自分がクダラナイ事言うからじゃない。


「…バ・カ・タ・レ 。
馬鹿言ってないでご飯食べなよ」


「へーい」


食べ終えたお茶碗を台所へ持っていく。


「スイカ食べるー?」


「今はいい、後で食べる」


お茶碗をつけ置きしてリビングに戻る。









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