氷がとけるように。
持って来たスイカを食べ、片付ける。


時間を確認すると8時30分。
そろそろ帰ろうかな。


「七海、こっち来て」


工藤の呼ぶ声にリビングまで行く。


「ここ座って」


トントンとソファーを叩く。


「何?」


工藤の隣に座った。




私の左手を取り薬指に指輪をはめた。


…ダイヤモンド。





「七海、俺の隣に一生いろよ」



「俊介の隣に一生いてあげる」




私から抱きつきキスをした。




「七海、行っちゃう?愛の巣」


「バ・カ・タ・レ」









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